あんまり馴染みがないサービスだと思うので、簡単にご紹介したいと思います。
契約前は効果が見いだせるか不安でしたが、使い始めると非常に便利でなくてはならないものになりました。
2019年末時点で、個人プランで年間契約だと$2.99/ 月 、ファミリープランで$4.99/月です。
家族で使っているのでファミリープランを契約しています。
1Passwordとは
恐ろしく簡単にいうとパスワードを管理するためのサービスになります。1Password
自分は1Passwordを使う前は数字と記号が含まれるパスワードを使っており、意識が低いことにいくつかのサイトで使いまわしておりました。
近年、パスワード流出等で不正ログインの問題が多くなってきたこともあり、パスワードを自分で管理するのはやめようと思い1Passwordを契約することにしました。
パスワードの管理方法
通常アカウント情報のパスワードは自分で管理(覚える、メモするなど)すると思いますが1Passwordではアプリで管理します。なので自分たちはパスワードの管理を行いませんし、パスワードを覚える必要もありません。
そしてパスワードを考える必要すらありません。1Passwordが生成してくれます。
例えば1Passwordでは以下のような英数字記号が含まれるパスワードを自動的に生成できます。
}Cm7Cj?1vkyMAq=Jhe_at]@_
またパスワードを認証するサービスによっては記号が使えなかったりするので、記号を含むとか何文字で作るとか色々と設定することができます。
パスワードが流出する可能性
個人的にはパスワード認証はあってないようなものと思っております。自分がどれだけパスワードを厳重に管理したとしても、パスワードを入力したサービスから流出する可能性も大きくあると思います。
なので、基本的にはパスワードを使いすてで、同じパスワードを複数サービスで使わないようにします。
さらに、二段階認証に対応しているサービスの場合は有効にしておくとより堅牢になると思います。
パスワードの利用方法
基本的にはクライアントアプリを使います。またChromeなどのブラウザによっては1Passwordのプラグインが提供されております。
例えばChromeであるサイトを開いてログインする必要があるとき、1Passwordのアイコンをクリックするとログインすることができます。
以下は、ログイン画面をChromeで開いたときのキャプチャです。
1Passwordにサイト情報を登録しておくとアイコンを開くと該当するパスワードが自動的に表示されます。
選択内容をクリックするとフォームにアカウントとパスワードが自動的に入力されてログインできます。
登録できる内容
1Passwordは単にパスワードを生成・管理するだけのサービスではありません。パスワードを含むアカウント情報は当然のことながら、クレジットカード、銀行口座、WiFiルーターなども管理できます。
2019年末現在で登録できる項目です。
英語なので雰囲気でおねがいします。
- Login
- Secure Note
- Credit Card
- Identity
- Password
- Document
- Bank Account
- Database
- Driver License
- Email Account
- Membership
- Outdoor License
- Passport
- Reword Program
- Server
- Social Security Number
- Software License
- Wireless Router
Outdoor Licenseという何を登録するのか想像もつかないような項目もありますね。
自分は使っていないのですがDocumentにはファイルを保存できてストレージサイズは最大1GBですね。
家族がいるならファミリープランがおすすめ
家族がいる場合はファミリープランが良いと思います。ファミリープランにすると、自分専用の保管庫の他に家族用の保管庫が利用できるようになります。
例えば、WiFiルーターや家族で共有しているサービスの情報を共有しておけば、家族が使っている1Passwordに表示されます。
また電気料金や光・プロバイダ料金はインターネット上で明細を確認している場合なども1Passwordで管理すると楽です。
何かあるたびにアカウント情報を尋ねられることもなくなります。
我が家は全サービスのアカウントを1Passwordで管理しています。
あとよい副作用として、家族が使っているパスワードがより安全になる場合があります。特にブルートフォースアタックで速攻で解除されそうなびっくりするようなパスワードを使っていることがわかって速攻で変更してもらいました。
ちなみに1Passwordで弱いパスワード(Weak Passwords)を使っているとかパスワードの使い回し(Reused Passwords)がある場合は以下のように表示されます。いたれりつくせりですね。 一つだけ言い訳させてもらうと弱いパスワードがあるのは、このご時世数字でしかパスワードが指定できないサービスがあるからです。信じられないですが本当です。
まとめ
パスワードを自分で管理するのをやめて1Passwordを使うようになってから非常に楽になりました。あと家族もパスワードに関して少しだけ意識が高くなったのも予想外の効果でした。基本的にあんまり干渉しないようにしているのですがパスワードを1Passwordで管理しているみたいでした。
唯一の欠点は辞め時がないということですかね・・・。完全にロックインされてしまいました。