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Intel Optane Memoryの設定方法

先日、パソコンを組み立ててそのときにIntel Optane Memoryを導入しました。
これが最初うまく行かなくて数回OSの再インストールを行うことになってしまって、ようやくうまく設定できたのでインストールと設定方法を記載したいと思います。

構成が違うと設定方法も違うのであくまでこの構成でうまくいきました。
特にマザーボードの設定名称はマザーボードによって違うので適当に読み替えてもらえばと思いますが、基本同じだと思います。

パーツ 型番
マザーボード ASUS PRIME Z270-A
システムドライブ 960 EVO M.2 MZ-V6E250B/IT
データドライブ WD30EFRX
Optane Memory MEMPEK1W032GAXT
OS Windows 10 Pro
BIOS 2.17.1246

注意事項

本構成ではシステムドライブにOSをすでにインストールしてある状態でデータドライブをOptane Memoryを使って高速化します。
この構成はIntel Optane Memoryのサポート外の使い方になるので自己責任となります。
Frequently Asked Questions for Intel® Optane™ Memory

Can I use Intel Optane memory to accelerate my secondary drive (Not the Primary boot drive)?
No. Intel Optane memory can only accelerate one SATA-based boot drive.

Optane Memoryを装着する

マザーボードにOptane Memoryを装着します。
自分の場合は以下のように装着しました。

ポート ドライブ
M.2_1 Optane Memory
M.2_2 960 EVO

このポート番号は後ほどBIOSで参照するので意識しておく必要があります。
ポートのナンバリングについてはマニュアルを参照してください。
マニュアルでは1-23に記載されています。

UEFI BIOSの設定をする

ここが一番むずかしいというか間違った設定をするとOSが起動しなくなるので慎重に作業します。
まずはBIOSを開きます。

(1)EZ ModeでIntel Rapid Storage TechnologyをOnにする

(2)Raidモードを設定する
AdvancedのメニューからPCH Storage Configurationを開きます。

以下のように変更します。

項目 設定値
SATA Mode Selection Intel RST Permium With Intel Optane
M.2_1 PCIE Storage RAID Support Enabled

注意:Optane Memoryが接続されているポートのみRAID SupportをEnabledに変更します。
刺さっていないポートはDisabledのままで問題ありません。

(3)CSMをDsabledにする
BootのメニューからCSMを開きます。

CSMをDisabledに変更します。

以上でBIOSの設定は完了したので設定を保存して再起動します。

ドライバーをインストールする

自分の環境の場合なぜかデバイスマネージャーからはOptane Memoryを認識できていなかったのですが、CrystalDiskInfoでは認識できていました。
DOS/V Power Reportではsetupoptanememory.exeをダウンロードしてインストールすると自動的にBIOS(UEFI)の設定も行われると書かれていたのですが、残念ながら自分の環境ではOSが起動できなくなってしまいました。
なので、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーのセットアップ用のドライバをダウンロードします。
インテル®ラピッド・ストレージ・テクノロジー
このページの左メニューにあるSetupRST.exeをダウンロードします。
ダウンロード後、インストールします。
そして再起動します。

デバイスが認識される

再起動するとOptane Memoryが認識されると思います。
キャプチャは撮り忘れたのですがそれっぽい名前で表示されたと思います。
(後ほどOptane Memoryの設定をすると表示されなくなります。)

インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーの設定をする

いよいよOptane Memoryの設定をします。
ちなみに、当たり前ですがOptane Memoryで高速化するディスクを認識しておかないと設定項目が表示されませんのでご注意ください。
今回の構成ではWDのHDDを対象にします。
インストールが完了するとデスクトップにインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーというソフトのショートカットが作成されていると思うので起動します。

(1)パフォーマンスタブのソリッドステート ドライブをクリックする

(2)設定をする


高速モードについては以下のような特徴があります。

モード 特徴
拡張モード 安全性を最大限考慮
最速モード パフォーマンス重視のため、データを失う可能性あり

詳しい説明を見つけられなかったのですが書き込み時に拡張モードの場合は対象ドライブに直接書き込むからOptane Memoryの恩恵はないけど安全。
最速モードの場合はOptane Memoryに書き込んで、その後順次HDDに書き込むから早くなる(OSからみると)ということじゃないかなと思いました。もしかしたら違うかも・・・。
自分の場合は今回は最速モードにしました。まぁ実験も兼ねて・・・。

(3)有効化される

まとめ

以上で設定は完了です。
それなりに時間がかかってしまいましたが何とか動くところまで確認できました。
次回はベンチマークを取ってみたいと思います。

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