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吹き抜け住宅の防寒対策 ファンヒーター設置編
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我が家のリビングはかなり暖かくなりました。
最後の大仕事、吹き抜けを密封したいと思います。
密封方針
もう12月に入っていて寒くなってきているので、あんまり時間がなかったので勢いでやることにしました。何より経験もないししっかり計画を立てて実行しても、うまく行かなったときまた計画を考え直していては春になってしまうのではないかという懸念もありました。とりあえずやってみて少しずつ改良していく方針にしました。
もしハリボテになったとしてもないよりはましだと思うので。
勢いでエイヤーとやったので写真はあんまりないですが、まずはとりあえずできたものを・・・
完成品
下から
上から
予想通りハリボテ感が満載ですが塞ぐことはできました。養生テープが大活躍していますが、こんなに活躍するのなら緑色の養生感たっぷりなテープではなくて透明なテープにしておけばよかったと後悔しております。
材料
当然ですが、サイズの合う既製品はほぼないです。これはDIYの大変なところでもあり醍醐味なのかもしれませんが、あるもので合わせていきます。
以下、購入物です。
- プラスチックダンボール
- あったかボード(窓際断熱ボード)
- つっかえ棒
- 養生テープ
- 両面テープ
つっかえ棒
二階の吹き抜け部分に手すりがあるのですが、残念ながらロフト下部と平行になっていないため、高さをあわせる必要がありました。L字アングルを壁につける方法も考えたのですが、工事が必要になってしまうため今回はつっかえ棒で代用することにしました。そのためつっかえ棒が斜めになっており誤った使い方です。
ですが、つっかえ棒の上に乗せるのは体感で数百グラム程度のプラスティックダンボールなので過荷重で落ちる可能性は少ないだろうということで許容しております。
費用は100円ショップで4本で400円でした。
プラスティックダンボール
つっかえ棒の上に乗せる、まさに蓋です。ホームセンターに行くと大きめのサイズのプラスティックダンボールが売っているので、買ってきました。
ホームセンターによるのですが、有料で指定のサイズに裁断してくれるお店もあるので自分で切るのが不安な方は利用するのもよいと思います。
自分はホームセンター ムサシで買って裁断してもらいました。1カット50円で裁断してくれます。多少の誤差はあるみたいですがミリ単位でサイズも指定できてよかったですよ。
あったかボード
吹き抜けの手すりにつける壁です。コスト的にはプラスティックダンボールでも良かったのですが、断熱効果が期待できるあったかボードにしました。
これは本来、窓際や風を遮りたいところに設置するのですが、壁に貼り付けました。
素材は発泡スチロールっぽいので、サイズが合わなかったら自分で裁断しようと思いましたが、今回の用途では特にその必要はなくそのままにしています。
蓋の効果は?
こんなハリボテ感満載の蓋ですが、効果はかなりあります。石油ファンヒーターの給油スピードも2日から4日になりましたし、更に暖かくなりました。
石油ファンヒーターの設定温度を17度にしたときの蓋設置前後の部屋の温度ですが、
設置前:約17度
設置後:約19度
やはり暖かい空気が上に流れて、暖気が抜けていたのがわかると思います。19度くらいになると、個人的には十分かなーという暖かさです。
サーキュレーターで空気を循環させる
人間って不思議なもので、成果が見えるとやる気が出てくるものです。欲がでてきてもっと暖かくできないか調べました。
そうすると、暖かい空気は上に流れる傾向があり、我が家の場合吹き抜けの壁部分で暖かい空気が停滞していると思われるので、サーキュレーターで送風し対流させるとさらに暖房効果があるのではないかと思いました。
購入したサーキュレーターはこちら。
図らずも今は稼働していない蓄暖の上に設置して、真上に送風しています。 実際に空気の流れは見えないので、なんとも言えないのですがしばらく様子を見たいと思います。
終わりに
我が家も早いもので築10年ということもあり、かなり大きな防寒対策を行いました。特に吹き抜けの防寒対策として石油ファンヒーターと蓋をしたことでかなり過ごしやすくなりました。
夜、家に帰ってきて冷え切っているリビングより、暖かいリビングのほうが食事も会話もはずみますよね。何より、人を呼べるようになりました。
今年は、この対策で終わりですが、実際やってみて早速改善点を見つけたので来年は対策したいと思います。
また、今シーズンの冬が終わったら、電気料金等も比較して実際効果があったかお知らせしたいと思います。
建築前にしっかりとした防寒対策をしていない吹き抜け住宅の防寒対策の参考になると幸いです。